手軽な音読で養成するスピーキング力

英語脳にこだわらなくても英語は話せる
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手軽な音読で養成するスピーキング力

6.ネイティブ相手の「音読」で英語のリズムを身につけた。

さて、こうして、自分の話題のための準備を行うようにしたら英会話が飛躍的に上達しました、と言いたいところなのですが、残念ながら、そんなに簡単にはいきませんでした。

頭の中だけで準備していても、実際に話そうとすると言葉がなかなかスムーズに出てこないのです。

どもったり、詰まったりして、口や舌がなかなか思うように動いてくれません。

私にはこの状態が、「知識」と「スポーツ」の関係のようなものに感じられました。

というのは、私はゴルフがかなり好きなのですが、世の中のアマチュアゴルファーの大半が技術についての「知識」ばかりはとても豊富なのです。

でも、その知識が実際のプレーで活かされることはほとんどマレで、それは、ゴルフのスイングというものがいくら頭の中でわかっていても実際に体を動かして筋肉に覚えさせなければ決して身につかない、という単純な理由のためです。

英語の場合も、頭の中でどれだけ完全なシナリオを作り上げても、それを言葉にしていく口や舌の筋肉を、実際に動かして、英語の発声、発音に馴染ませていかなければ、なかなか上達してくれなかったのです。

最近、世間では「音読」というものがよく取り沙汰されています。

権威のある偉い先生方の中には、500回、いや、1000回は音読しなければ本当に英語は話せるようにならない、と厳しいことを言われているみたいです。

ただ、同一の文や表現の音読練習をひたすら何百回も行うのは、いくら上達保証がついていたとしても、並大抵の精神力では継続していけないのではないでしょうか?

少なくとも、私には無理です。

ですから、私は自分だけで行ういわゆる「一人音読練習」というものをそれほど熱心には行いませんでした。 その代わり、外国人の友達に向かっての「対話式音読」を試みました。 具体的には、テキストや参考書などの英文をただひたすら機械的に音読していく普通のやり方に対して、

自分で考え作成した英語のストーリーをベースにしたスピーチを、実際に外国人を相手に、スムーズに話せるようになるのを目指し、しかも内容も完全に伝え切る、ということを強く意識するやり方です。

前述の要領で自分で作っていったシナリオを、いかに正確に、しかも流暢に相手に伝えるか、この一点に集中して、詰まったり、間違えたりした時はもう一度最初から話し直します。

できるだけ自分の準備していった英文や表現を忠実に再現することを意識して、相手の助け船を借りないようにしながらです。

もちろん、最初のうちは、ごく基本的で単純な表現でも、つまったり、どもったりしてしまってなかなか流暢に話すことはできませんでした。

しかし、外国人の友達を相手にして、何度も何度も上手く言えるまで言い直して、練習していくうちに、だんだんと口や舌の「筋肉」が鍛えられていき、スムーズに話せるようになっていったのです。

これは一見大変なように思われるかもしれませんが、私にとっては、一人でいる時間に何百回も同一のセンテンスを繰り返し音読していくよりは楽な方法でした。

そして何より、実際に外国人を相手に話していくので、シナリオの段階での間違いや、もっと自然でより良い表現などがあれば、すぐに彼らからアドバイスをもらえるという利点もあり、その分、上達も早かったのではないかと思います。

こうして、外国人の友人達を相手に、継続的に、徐々に、英語を話す「筋肉」を鍛えていくことで、頭の中で準備したことがだんだんとスムーズに流暢に言葉にできるようになっていきました。

7. 英語を効率的に話せるようになるための3つのコツ

「この方法」で私の英会話力は大きな飛躍を遂げ始めました。

面白いのは、「話すこと」だけに集中して練習していたはずなのに、話す技術が向上していくにつれ、リスニング能力も平行して飛躍的に伸びていったことです(この頃、受けたTOEICのリスニングセクションでほぼ満点を取ることができたのには驚きました)。

こうして英会話上達のコツをつかむと、外国人の友人達との交友もますます深まりました。

週に3~4回は会ったり電話で話したりするようになり、時には、日本人の親友から受けるのと変わらないような個人的な悩みや相談さえ時には打ち明けられるようにさえなりました。

そして、半年が過ぎる頃には、ついに、一晩中英語を話していても平気なくらいのレベルにまで到達したんです。

このやり方のポイントをまとめてみますと以下の三点になります。

1.実際に英会話をしていない「オフ」の時間での 「準備」を大切にすること

2.辞書などはなるべく使わず、既に自分の中にインプットされている知識を中心に、「アウトプット」の練習をする

3.外国人の友達(知り合い)を活用する

しかし、ここまで読まれてきて、自分はあなたのように外国人の友人や知り合いをそんなに上手く英語学習のために、「辞書代わり」に活用などできない、と思われている方もいらっしゃる思います。

そして、食事をしながら、楽しく、和文英訳の添削、指導、語彙・表現のチェック、発音の指導、文法のチェックにまで、いつも外国人の友人に頼るのは難しいかもしれません。

そこで、希望される方を対象に、今回、私が行ったやり方、私が受けた外国人の友人達からの添削・指導を、詳細かつ正確に再現するような教材を作り、ご紹介することにいたしました。

この教材では、これまで書いてきました私の英会話上達におけるあらゆる効果的なノウハウ・学習経験を詰め込み、私が得たのと同様に効果的な練習ができるように工夫して構成しました。

また、私自身が外国人の友人達から受けたきたのと全く同じようなアドバイスやチェックを皆様にも受けて頂けるような、双方向サービスも充実させることにしました。

当方のインストラクションに沿って、教材をこなしていただければ、私と同じように、3ヶ月後、半年後と着実に進歩し、リズムに乗った英語でストーリー性のある英語を話始めるだけでなく、今までは英語では伝えきれなかった「本当の私」はこんな人間なんだということを思いっきりアピールできるようになります。

更に本格的な英会話力が身につけば、仕事の幅を広げるだけでなく、外国人との交友が広がり、自分の視野を広げ、結果として、人生における可能性をも広げてくれることだと思います。

つい、この前まで留学しても最後まで英会話ができるようにならなかった私が、今では、それこそ、英会話スクールを主宰し、ネイティブと対等に議論を交わせる程に英語を自由に操ることができるようになったのです。

本当に平凡な私にできたのですから、皆さんにも必ずできるはずです。一日も早く、あなたの理想の英会話力を身に付け、あなたの夢を是非、実現させてください。