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では、この両者にはどんな差があるのでしょうか?
まず、一人目は、上述の金濱さん(30歳男性)です。
二人が短期間で成果をだせたポイントを正確に理解していただくため、ここで、一つだけあなたに質問したいと思います。 あなたは、読解力をつけようと思ったら、 どんな練習法を思い浮かべますか? 普通、真っ先に浮かぶのは、「読解練習」だと思います。 リスニングについても同じように考えている人が多いと思います。かつての私もその一人でした。 つまり、リスニング力をつけたいのなら、ネイティブの英語をできるだけたくさん聞くこと、すなわち、「聞き取り練習」をたくさん行うことが大切である、と信じて疑わなかったわけです。 しかし、この「聞き取り練習」を自分なりにはそこそこ頑張ってやっているつもりなのに、成果を感じることができないと、嘆く人が多いのではないでしょうか。 そうすると、「まだ聞き取り練習が足りないんだな」と思い、さらに練習をしなくてはと思う人も少なくないとは思うのですが、なにせ時間のない身である以上、一日に取れる時間はどうしても限定されてしまいますよね。 そうこうしているうちに、気が付くと、半年が経ち、1年が経ち、「自分には才能がない」と感じ、だんだんあきらめモードになる人が増えていってしまいます。 私のお勧めの"今までとは全く逆のアプローチ方法"とは、「聞き取り練習が足りない」とか「自分には才能がない」と思う代わりに、リスニング対策のために「聞き取り練習」をする、という"これまでのやり方"そのものを疑うことから始めます。 つまり、リスニング力を伸ばすうえで、聞き取り練習以外に、何か他に、もっと有効で大切な取り組みがあるんじゃないか、と考えてみるのです。 そこで、浮かんだのが、「英語を理解する」ということです。 すわなち、英語のリスニングでは、ネイティブスピーカーがあの独特の発音とスピードで我々には非常に聞き取りにくい話し方をするために、専門家も含めて、多くの人が、英文の「音声」そのものを聞き取る側面ばかりに目をとらわれてしまいがちです。 しかし、リスニングをするうえで同様に重要なことは、彼らの話す英文、英語を、しっかりと素早く「理解する(聞き取った音声を素早くイメージ化する)」ということです。 英文を理解することができる、ということは、書かれた英文が読解できる、ということでもありますが、リスニングでは、読解練習の時とは違い、ネイティブスピーカーが話す速度に合わせて、かなりのスピードで英文を理解していくことが必要ですよね。 書かれた英語なら、自分のペースで、わかりにくい箇所があれば、そこで目を止めて、時間をかけて理解する、ということも可能ですが、リスニングでは、ネイティブの話がこちらの都合に合わせて、速度を緩めたり、止めたりしてくれることがないからです。 このようなスピードの伴った英文への理解ができなければ、どれだけ、聞き取り練習を通じて英語の音声に慣れてみても、英語のリスニング能力は、大きく向上することはないのではないでしょうか。
それでは、実際に、ネイティブが話すスピードに負けないくらい速く英文を理解できるような能力を身につけるためにはどうしたらいいのでしょうか? そのためにはまず、英文の語順に慣れることで、その意味を語順通りに理解できるようになるための取り組みをすることです。 英文を語順通りに理解できるようになることは、英語リスニングにとって、最大のカギであると言っても過言ではありません。 先程少し触れましたが、書かれた英文なら、わかりにくい箇所があれば、そこで立ち止まって、一旦、文末まで読んでから、また、その箇所に戻ったりして、構文を次第に解明していく、というような"技"を使うことも可能です。 しかし、実際にネイティブが英語を話す際には、英文は、常に「文頭」から「文末」に向けて、逆戻りすることなく、当たり前のことですが、「英文の語順通り」に耳に飛び込んでくるのです。 この時に、書かれた英文を理解する時のような"技"を使う余裕はありませんよね。 そうなると、当然、リスニングをする際には、耳に飛び込んでくる英文の語句を、まさに飛び込んでくる語順通りに理解することができなければ、最終的に意味を把握することが難しくなってきてしまうのです。 それでは、英文を語順通りに理解していく、とは、具体的にどのような状態なのでしょうか? わかり易くするために書かれた英語で考えてみましょう。下の英文を見てください。 (例文)You won't find the country in the Guiness Book of Records because detailed official birth records only began to be kept there after 1949. この文を英文の語順通りではなく、日本語の語順に照らして理解する癖のついている人は、英文を一旦、終わりまで全て読んでから、また、前の方に戻りながら、"日本語"として適切な語順で、英語を把握しようとします。 そして、出来上がった「詳細な公式出生記録は1949年以降になってからようやく残され始めたので、その国をギネスブックの中に見つけることはないでしょう」という日本語の語順で意味を理解しようとします。 それに対し、この英文を語順通りに理解できるならどうでしょうか?ちょっと下の図を見てください。
この図で示しましたように、英文の語順通りに英語を理解できるということは、英語の意味を日本語の完成した文章に置き換えなくても把握できる、ということでもあります。 しかも、図2と図1を比較してみればわかるように、図2では、日本語の語順におきかえるプロセスが少ない分だけ、英語を理解するのに要する時間も、相当に短縮することができるはずなのです。 理解に要する時間が短縮されるということは、英語を聞きながら、同時に、その内容を理解していくことができるようにもなるわけです。 言い換えれば、英文の意味を即座にイメージとして理解できるようになる状態です。 このように、ネイティブの話す速度にも負けないくらいに"速い"頭の回転スピードを身につけ英文を理解していくこと。このスピードこそが、あなたのリスニングを大幅に上達させることにとって真に大切な要素なのです。 そして、この聞き取った英語を素早く理解していくための練習をすることこそが、今のあなたに本当に求められている取り組みなのではないでしょうか? それでは、実際に、英文を語順通りに素早く理解していけるようにするための具体的な取り組みとはどのようなものでしょうか?
「聞き取った英語を素早く理解していくための練習」 とは? それは、自分の言いたい事を英文でどう表現できるかを具体的に考えるという、かなり能動的な練習です。 私自身、この練習を開始するまでは、どれだけ聞き取り練習を重ねてみても、ネイティブが話すスピーディに展開していく英文の意味を語順通りに、素早く理解する力はついてはきませんでした。 その原因として"リスニング練習=ネイティブの英語をひたすら聞く事"という常識に縛られていたために、英語の音声にはそれぞれ実は意味があり、音声を聞き取るばかりでなく、その音声の意味も同時に理解(イメージ化)できるようにならなければ、それこそ"意味"がない、ということを見落としていたためでした。 実は、短期間で英語を正確に聞き取れるようになるための重要なポイントは「言いたいことを英文でどう表現するかを考える」という、あたかもスピーキング力を養成するかのような能動的な取り組みだったのです。 なぜなら、このトレーニングを続けていくと、自分の頭の中にある"イメージ"を英語で素早く表現する技術が磨かれていくため、逆に英語を聞いた際にも、その意味を素早く頭の中に"イメージ化"させ、理解していくことが可能になるためです。 その後、自分の英会話教室を立ち上げてから、実に多くの人達が、あの頃の私と同様に、リスニング上達の行き詰まりを感じていることを知りました。
また、このトレーニングのもう一つの大きなメリットは、スピーキング練習のノウハウを基礎にして、リスニング力を徹底的に鍛える構成なので、リスニングに負けず劣らずスピーキングまでも上達するという点です。
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