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私は、英検準1級の1次試験に2回続けて落ちました。 その間、勉強をしていなかったわけではなく、特に2度目の不合格の時には、自分なりには相当にがんばったつもりでした。
それなのに、2回目の失敗の時には、1回目よりわずかに1点しか、スコアアップしなかったのです。
ご存知のように、このテストは、全部で5つのセクションで構成されていますよね。 以下、ご確認ください。 1. 短文の語句空所補充(語彙問題) :25問×1点=25点 以上、全部で99点満点の構成です。
このことを踏まえたうえで、次に、あなた自身に受験経験があれば、そのスコアカードをチェックして、自分の得点をよく吟味してみましょう。 私の場合は、すでに書きましたように、2度の失敗経験がありました。その都度、スコアカードを見て、どのセクションの得点が低くて、どれがましだったのかを確認してみました。 そして、その2度共、"重症"と言えたのが、リスニングセクションだったのですね。 私はこのリスニングセクションで、わずかに半分にも満たない正解率しかあげることができていませんでした。 上の所でも触れましたが、英検準1級試験ではリスニングセクションが99点満点中、実に34点もの得点を占めているのです。 この1番の語彙問題は、実は、得点アップさせるのに、もっとも膨大な時間が必要なセクションなのですね。
そして、その結果が、わずかに1点のスコアアップという"現実の厳しさ"として、目の前に突きつけられたのですね。 私は、この現実を見せつけられて、はっきりと自分の2度目のトライの、"戦略が失敗だった"ことに気づきました。 そこで、三ヵ月後の3度目のチャレンジに向けては、再度、真剣に戦略を練り直すことにしたのです。 2枚の不合格のスコアカードを並べて、私は、次の三ヶ月間で、本当に自分が"出来ること"と"難しいこと"、"不可能なこと"を、とことん真剣に考えてみました。 すると、過去の2度の失敗で、実は根本的な失敗要因であったかもしれない、一つのポイントが浮かび上がってきたのですね。
それは、2番、3番の「読解問題」や4番の「英作文問題」での、問題を解くスピードが遅かったのではないか、というポイントでした。 読解問題は、長文を読まなくてはなりませんが、この長文を読むスピードが足りないために、いつも制限時間のことが気になってしまって、内容の把握が薄くなってしまっていたことに気づきました。
このスピードがないために、「時間がない!」という焦りの気持ちが生じて、本来の能力を発揮することが妨げられていたような気がしたのです。 そのため、そのスピードを次の三ヶ月間で高めることができれば、それらのセクションだけで、5〜6点のスコアアップを図ることは充分可能であると感じました。 そうすれば、後は、地道に語彙の増強を重ねていくことで、1番でも1〜2点スコアアップすれば、なんとか、ギリギリで合格できるかもしれないと思いました。
そして、実際にスピードアップ戦略を進めていくうえで、一つ、自分に言い聞かせました。 それは、スピードだけが上がっても、肝心の「理解の精度(正確性)」が下がったのでは意味がない、ということです。 つまり、読解を行っていくうえでも、速読ができるようになって、読解時間を短縮できるようになっても、読解の正解さが落ちたために、結局、正解率が改善されないのでは全く無意味になってしまうからです。
なにせ、次のテストまでの期間はわずかに3ヶ月しかなかったのです。 結局、最後まで、「これは」と思えるような方法も成果も"確信"できるには至らないまま、3度目のチャレンジの時を迎えてしまいました。
ついに、念願の、まさに、悲願の合格を果たすことができたのです。 しかも、スコアカードを見て、喜びもさらに倍増しました。 なぜなら、トータルスコアが、前回、2度目の失敗の時点よりも、15点も上がっていたのです。自画自賛するようで、申し訳ありませんが、まさに"余裕の合格"でした。 ただ、その後、やや落ち着いてから、再度、スコアの内訳を確認して、ものすごく意外な事実がそこにあるのを見つけて、私は驚きました。
それまで、本当にリスニングでは苦しんできたし、この英検準1級の取り組みでは、全くアテにすることもなく、ほとんど、対策も聞き取り練習も行っていなかっただけに、この予想外の躍進には、本当に、自分でも驚きでした。
■ただ、それらのスコアアップだけでは、三回目のチャレンジも"不合格A、惜敗!"という結果になるところでした。
それでは、なぜ、私は、あれほどまでに苦手だったリスニングセクションで、こんなに大幅なスコアアップを果たすことができたのでしょう?
しかし、すぐに、その理由はわかりました。 それは、まさに、三ヶ月間、試行錯誤し、がむしゃらに取り組んだ、「スピードアップ」のためのトレーニングこそが、大きな効果をもたらしてくれていたのです。
2回連続して、不合格だった時、リスニングセクションのスコアはいずれも、15点でした。 それが、3回目のチャレンジで合格した時には、27点に上げることができました。 わずか三ヶ月間の取り組みによってです。 しかも、その間、リスニング対策のための"聞き取り練習"は全く行っていなかったのにです。 "聞き取り練習"も行わずに、そんな短期間で、それほど大幅に、リスニングが伸びるなんて、そんな馬鹿な話があるもんか、と思うことでしょう。 事実、合格してスコアを見たときには、私自身が、驚いたくらいですからね。 だけど、これは、よく考えてみると、実は、とても理にかなっていることだったのです。 なぜなら、私自身がその前の三ヶ月間に、集中して行った取り組みが、英語の理解スピードを大幅に高めようとする目的のものだったからです。
まず、下の英文を見てみてください。これらは、実際、出題された英検準1級のリスニングセクションの過去問題からの抜粋です。 (パート1 No.10) (パート2 No.24) (パート3 No.26)
■これは、実際に、読んでみようと思うと、かなり、キツイことがおわかりになるはずです。 よほど、速く読もうとしないと、8秒なんて、あっという間に過ぎてしまいますよね。 しかも、実際の試験の時には、理解の精度(正確性)を下げないようにして、スピードだけを上げなくてはいけないし、本番独特の緊張感もあるので、その"キツさ"は"焦り"を呼ぶものになり、失点を増やす原因になりかねません。
この段階では、"音を聞き取る力"は全く関係のない話なのですね。 そして、充分な理解スピードがない人がこれらの問題にのぞむと、せっかく、問題の音声そのものは理解できていたとしても、正解を選択できないことになってしまう可能性が高くなるのです。
ただひたすら、聞き取り練習だけをやっていても、なかなかスコアアップにつながらないのは、この「理解スピード」の重要性に気づいていないためだったのですね。
この成果が出て、それまで不合格だった時には、スピード不足で読みきれていなかったリスニング問題の四択の英文を、合格の時にはしっかりと理解できるようになっていたことが大きかったのだと思います。
しかも、このスピードを磨くことは、選択肢の英文を理解する正確性を高めてくれるばかりではありません。 実は、音声の聞き取りの精度も、大幅に高めてくれていたのです。 さらに詳しく説明してきましょう。
リスニングを伸ばすためには、議論の余地なく、「英語の音を聞き取るための練習をひたすら行うことが大切だ!」と考えている人が多いと思います。 私自身もそのように考え、長年にわたり、聞き取り練習で耳を鍛えてきたつもりです。 しかし、それでも、一向に、リスニング力が上達する気配はありませんでしたし、準1級のテストでも、大きなネックになり続け、二度の不合格の事実上の原因となっていたのは既に説明してきた通りです。 前述しましたように、合格のための取り組みを三ヶ月間集中的に行うことにより、大幅にリスニングのスコアを伸ばすことに成功した私は、あることに気づきました。
それは、彼らの話す英文、英語を、「理解する」ということです。 リスニングでは、読解の時とは違い、ネイティブスピーカーが話す速度に合わせて、かなりの"スピード"で英文を理解していくことが必要ですよね。
ところが、リスニングでは、ネイティブが、話をこちらの都合に合わせて、速度を緩めたり、止めたりしてくれることがありません。 もし、こちらに、ネイティブの話す速度に負けない程度のスピードの伴った英語の理解力がなければ、聞き取り練習を通じて、どれだけ、英語の音声に慣れようとしてみても、英語のリスニング能力は、大きく向上することはないのではないでしょうか。
充分な理解スピードが養成されれば、ネイティブの話にも頭がついていくようになり、しかも、テストの時には印刷されている四択の選択肢の英文も時間内に正確に理解できるようになるのです。
次章で、そのために私自身が行った取り組みを説明します。
英語の理解スピードを高めようと考えた時、私が思いついたのは、まずは英語の語順に慣れよう、ということでした。 英文の語順に慣れることができれば、その意味を語順通りに理解できるようになり、自動的にそのスピードも上がるだろうと思ったからです。 先程少し触れましたが、書かれた英文なら、
すると、リスニングをする際には、語順どおりに理解することができなければ、話についていくことはできなくなるのですね。 それでは、英文を語順通りに理解していく、とは、具体的にどのような状態なのでしょうか? わかり易くするために、実際に、英検準1級で出題された音声のスクリプトを見てみましょう。(※2006年度第1回テストリスニングパート2より)
ということは、この音声の意味をキャッチするには、あなたは、10秒間でこの英文の内容を把握できるような理解スピードが必要になりますよね。
それに対して、英語をネイティブスピーカーが言葉を発する語順、すなわち、英文の語順通りに理解していくことができるようになれば、自ずとあなたの理解スピードはリスニングに通用する速度にまで高めることができるはずです。
理解に要する時間が短縮されるということは、英語を聞きながら、同時に、その内容を理解していくことができるようにもなるわけです。
それでは、実際に、英文を語順通りに素早く理解していけるようにするための具体的な取り組みとはどのようなものでしょうか? 準1級合格までの三ヶ月間の取り組みの最中には、私は、はっきりとどんな練習が効果的であるとは、確信を持つには至りませんでした。
「えっ?英作文?」と意外に思う方も少ないかもしれませんね。 まして、英作文でリスニングセクションを大幅に伸ばした、と言うと、「信じられない・・」と言う人が相当にいらっしゃることでしょう。 でも、これは事実なのです。
そのため、三ヶ月間、とにかく、毎日、英文を素早く作成する練習を繰り返すようにしてみたのです。 英作文というのは、英語を一語、一語、実際に並べてみて、それを、文法的なルールに反しないように完成させる作業です。 慣れないうちは時間がかかる作業ですが、毎日継続していくうちに、英文の組み立て方に慣れるので、少しずつ、スピードアップしていくのがわかりました。
これが、後から考えてみると、英語を語順のままにスピーディに理解するために理想的なことだったように思います。
そのように、意味を理解するスピードがどんどん高まっていき、やがて、それが、ネイティブ達が英語を話す時の速度に追いつけば、リスニングの際にも、聞き取ると同時にその意味を理解していくことが可能になっていったのだと思います。
そして、私が短期にリスニング力を身につけ、英検準1級に合格した最重要ポイントと言えます。 とにかく、私の場合は、幸運にも、英作文問題の解答スピードを高めるために取り組んだスピードアップ練習のおかげで、大幅なリスニングスコアの躍進を実現することができたのです。 そして、それは、理にかなった、理想的な取り組みになっていたのですね。 では、次の最終章で、実際に私が伸ばしたのと同じ3ヶ月間という期間内で、大幅に英語の理解スピードを高めて、リスニングセクションでの大幅なスコアアップを可能にするための教材について、ご紹介いたします。
自分の英会話教室で英語を教えるようになってから、多くの受講生が、準1級を目指しながら苦労されている様を見てきました。 そこで、ここまでたっぷりとご説明してきました「英検準1級に合格するために必要な戦略と学習法」を彼らに直接、アドバイスし始めました。
ただ、問題だったのが、アドバイスだけで合格する人もいれば、あいかわらず不合格となってしまう人が出てしまったことでした。 このような結果になることは仕方のないことなのですが、彼らに理由を聞くと「話だけだと、具体的に何を使って練習して良いかが分からない。」との指摘を受けました。
そこで、私は、オリジナル教材(英語筋力増!教材)を作成することを決意しました。 作成にあたっては、市販の英作文教材とは違って、英語の理解スピードを高め、短期でリスニング力を養成できることが第一目的になるような構成とトレーニング法に特化した教材作りを目指しました。 また、"英文の構造に慣れ、英語の語順通りに意味が理解できていく"能力を養成することを、当教材の最大の目標にしました。
しかし、私自身が、何度も準1級に失敗している経験があったおかげで、学習者が悩みがち、陥りがちなポイントは、誰よりも良くわかっているという自負があったため、実際、そういうポイントに焦点を当てた教材作りを進めることができました。
実際に、リスニングの問題で流される音声のスクリプトを見て頂ければ、そのレベルがそれほど高いものではなく、せいぜい、ネイティブスピーカー達が日常会話で用いる程度のレベルの英語であることがわかると思います。
でも、英検のリスニングで高得点を取るためには、レベルの高い英文を理解する能力よりも、比較的易しいレベルの英文を「スピーディ」に理解できるようになることこそが重要です。
そして、それらを3ヶ月間、毎日、継続して練習していくことで、ネイティブの日常会話レベルの英文を、彼らの会話速度負けずにスピーディーに理解できるようになることを目指します。 それには、理由があります。 英検準1級の受験者には多くの社会人の方が含まれています。彼らにとって、「その程度の時間以上には学習時間が取れないのが現状だ」ということを指導経験を通じて非常によくわかっていたからです。
「英検準1級を突破するためのリスニング力を短期間で養成する」教材(英語筋力増!教材)について、その内容をさらに詳しくお知りになりたい方は、以下をクリックしてご確認ください。
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