短期間で伸ばす意外なリスニング力UPの方法

海外留学を成功させるための海外留学出発前3ヶ月で伸ばすリスニング練習法
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海外留学出発前3ヶ月で伸ばすリスニング練習法3/3

その5. 「とにかく話すことが好き」だからこそ伸びたリスニング!

ウチのスクールに来た時、彼女はリスニングに対して、はっきりとした苦手意識を持っていました。  

しかし、彼女は苦手を克服することよりも、好きなこと、得意な分野を伸ばすことのほうにより強く取り組もうとするタイプの人でした。

話好きそして、彼女の場合、好きな分野というのが、「英語を話す」ことだったのです。

日本語でもそうですが、彼女は、本当に話すことが大好きな女性でしたね。

ネイティブとのレッスンでも、冒頭で、「How are you?」って聞かれると、Fineと言ったきり黙ってしまう方が多い中で、彼女の場合は、Fineの後に2分でも3分でも続けて、自分の話をしようとする積極性がありました。

この積極性はもちろん大きなアドバンテージでしたが、ただ、話す際に、イマヒトツ英文の組み立てや文の構造自体への把握が足りないようで、どうしても、たどたどしい表現が多かったことも事実です。

そこで、私は、彼女に対して、かつて私自身が行ったのと全く同じ取り組みを勧めてみることにしました。

というのは、昔、私自身も、英語を話したくて仕方がなかったのに上手く話せないと伸び悩んでいた時期があり、それを克服したという経験と取り組みに自信を持っていたからです。

彼女に勧めたのは、毎日必ず「和文英訳」をする、というシンプルなものでした。

なぜなら、英語を話す、ということは、基本的には、英語を「書く」ことと同じメカニズムで行うからです。

具体的には、単語や語句を英語の文法・構造ルールに従って、組み立て、並べていく、という点では全く同じプロセスを辿るという所です。

但し、和文英訳の練習する時に気をつけなければ、いつも同じような表現ばかりを使うようになってしまいます。

それを避けるためには、できるだけ様々な種類の日本文を訳す必要があります。

智世さんの場合は、以前に和文英訳の練習をした経験がほとんどなかったので、最初の頃は非常に苦労していたようです。

それでも、数センテンスでもいいので、毎日、必ず、英文を組み立ててみる、という、この地道な練習を継続していくことで、着実に、英文の組み立て方、構成の仕方、というものに自分の頭が慣れていくのを感じられたそうです。

こうして英文の組み立てに慣れてくるにつれて、英語を話す際にも、自分の伝えたい内容に対応した、正しい語句の選択や並べ方に注意が向かうようにもなってきて、着実に自分の英会話がよりスムーズなモノになっていくのを感じることもできました。

そして、意外だったのが、ネイティブの話をリスニングする際に、以前なら、聞き取った語句を後から適当につなぎ合わせて意味を推測するようなやり方しかできなかったのに、ネイティブが話す英語を英語の語順のまま把握できるようになってきたことです。

こんなことは、以前に、どんなリスニング教材を使って、聞き取り練習をしてみても、感じることができなかった上達の実感だったので、感激だった半面、とても「意外」に感じられたみたいですね。

だけど、このことは、よく考えてみれば、実は、意外でも何でもなかったのです。

その6. これなら、まだ間に合う、出発直前3ヶ月リスニング対策!

和文英訳を中心とした英作文練習を毎日、継続して行ってみる。  

すると、2~3ヵ月経つと、自分の中で、以前とは違って、英文の聞き取りの際に、英文の組み立てや構造が把握できるようになっていることを実感できるようになる。

聞き取り練習自体は、増やしたわけではないので、このようなリスニング力の向上は意外な感じがする・・・・。

智世さんに限らず、このやり方を試してみて、短期間の間で、リスニング力を伸ばした人は、ほぼ皆さん、同様な感想をお持ちになったようです。

そして、そのことは、私自身が、最初、自分のリスニング力をこのやり方で伸ばした時に、同様に感じたことなのです。

だけど、今となっては、それは、別段、意外でも何でもないことがわかってきました。 リスニングの難しさ 要するに、かつての私も含めて、多くの学習者が、

「リスニングを伸ばすのだから、聞き取り練習が大切だろう」

と、何の疑いもなく画一的に考えすぎているのです。

そして、その画一的な考えの中で見落とされがちなのが、

「リスニングは音を聞き取ることだけを意図するものではなく、英文の肝心の意味も理解できなければいけない」

ということです。

ネイティブが日常的に会話の中で用いるような英語表現というのは、実は、決して難しいものではありません。

彼らが用いる英文は、その組み立てや構成自体は、私達、日本人が中学で習うようなレベルの英文の域を超えていないものがほとんどなのです。

それでも、いざ、リスニングするとなると、難しいのは、結局、私達が普段から、英文をネイティブが話す速度に、負けずに素早く理解していくことに慣れていないことが原因なのではないでしょうか?

もちろん、英語特有の音やネイティブの発音自体に慣れていない、という方も少なくはないと思います。

でも、それらのことに関しては、多くの学習者が、すでにたっぷりと時間をかけて、さまざまなリスニング教材を聞き込んだりしています。

それでもなお、ネイティブの言っていることがわからない、と感じてしまうのは、話している英文の意味自体が、話すスピードが速すぎるために、理解できていないケースが、ほとんどです。

そして、理解する速度を上げるためには、英文の組み立て方や構成の仕方の様々なパターンに頭を慣らすことで、日本語とは全く異なる英語独特の語順や言い回しに違和感を感じなくなり、スピーディーに英語を理解できるようになります。

そのためのベストな練習法が、実際に、自分で英文を組み立てていく「英作文」ライティングだったというわけなのです。

ただし、英作文を練習していくと言っても、それが、学生時代のテストの時に行ったの同じような取り組み方であったのでは、効果は半減以下になってしまいます。

事実、学生時代に英作文が得意であったという人で、英会話もリスニングも得意だった、という人はあまりいないはずです。

英語リスニング、及び、英会話力を向上させるために効果的な英作文練習というのは、「スピード」と「内容の幅の広さ」こそが重要になってくるのです。

そして、もう一つ肝心なことは、毎日の練習の継続です。 学習時間そのものは2~30分で構わないのです。

とにかく、それを毎日、継続していくこと。 そうすれば、2~3ヶ月もする頃になれば、着実に成果が実感できるようになってくるでしょう。

私のスクールでは、これらの「リスニングに効果を発揮するための英作文トレーニング」を3ヵ月間のコースとして学んで頂ける教材(英語筋力増!教材)にいたしました。

この教材を通じて、あなたが独学ではなかなか身につけることができないような、英文の組み立てのスピーディな把握力が身につき、リスニング能力を3ヵ月間で相当に高めることに加え、英作能力の向上により英会話能力(スピーキング力)に非常に効果的でもあります。

また、こちらの教材には、課題英文に関する質疑応答や英文添削依頼を行えるのはもちろんのこと、留学を充実させ、成功させるために留学に関する悩みを何度でも相談できる教材構成になっています。

あなたがもし、海外留学を控えているのに、ご自分のリスニング力や英会話力にイマヒトツ不安を抱えていらっしゃるのなら、是非、チャレンジしてみてください。

留学は、現地に到着した時点での英語力で、その後の成功・失敗が決まると言っても過言ではないのです。 是非、理想的なスタートダッシュを決めて、留学を成功させてください。